こんな僕でも社長になれた【ネタばれ】

今日はマナブさんが推薦している本の一つをご紹介したいと思います。

著者である家入(いえいり)さんという方は、今やレンタルサーバーの国内シェアNo.1のロリポップを作った人ですが、その方がご自身の生い立ちから現在に至るまで、家族とのエピソードや仕事との出会いなどを振り返りながら綴られています。

ITビジネスを起業というと、上昇志向の強い、やる気満々の人をつい思い浮かべてしまいますが、この家入さんという方は、そういう人とは正反対で、ある出来事がきっかけで、学校に友達がいなくなり、高校でひきこもり、その後しばらく家族以外の人と接することのない生活を送りました。

しかし、そのひきこもり生活の中で、お父さんが買ってくれた中古のパソコンがきっかけとなり、パソコンの世界に夢中となり、のめり込んでいくことになります。

その後、どうしてこんなミスを犯すのかと思うような失敗を繰り返しながらも、お父さんとお母さんの愛情に支えられながら、少しづつ自分の進んでいく道が見つかるようになり、紆余曲折を経ながら、パソコンで成功する人生を歩むことになりました。

その人生は、本の帯にも書かれているのですが、貧乏、いじめ、登校拒否、ひきこもりと、様々な困難に対して、逃げて、逃げて、逃げ抜いて、たどり着いたような人生でした。

しかし著者は、この本のエピローグでこのように述べています。

学校に行けない。人の顔を直視できない。外に出られない。そんな悩みを抱えていたあの頃の僕に、今の僕から一つだけ、言葉を掛けてやれるとすれば、僕はこう言いたい。

「逃げることは、悪いことじゃない」

それを見事に証明する彼の人生だと感じます。この本を読んだ人は、人生に対する勇気をもらうことができると思います。

更に彼は言います。

逃げることは決して悪いことじゃない。前に進めなくて立ち止まるくらいなら、全力で後ろ向きに走ればいい。尻尾を巻いて逃げてしまえばいいのだ。

世の中は広い。地球は途方もなく大きい。どんな人にだって、どこかにきっと、何も恐れることなく、ハッピーに暮らせる場所があるはずだ。前に進まなくたって、逃げたって、生きてさえいれば、きっといつか、そんな場所にたどり着く。逃げることは、決して悪いことじゃない。

一度読んでみてはいかがでしょうか。

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