今日は書籍の紹介です。この本が出版されたのは8年前なので、少し古くなりますが、ブログ関連でよく目にする本だったので、一度読んでみることにしました。
読んだ結果としては、ブログを作っていくうえで、大切な事がいくつも書いてある、非常に良い本だと感じました。
けっしてブログ作成のノウハウが書かれている訳ではなく、著者がいかにブロガーで飯が食えるようになったか、そしてブログで飯を食っていくためには何が大切なのか、が綴られているのですが、著者が試行錯誤の末にブレイクし、そこから得られた様々な教訓に、学ぶべき点が数多くありました。
なかでも、SEO対策に走る前に、自分の根っこを鍛えろという主張には、目の覚める思いがしました。
ブログという枝葉を大きく育てる為には、自分がこれまで積み重ねてきた経験や知識という、根っこの部分を鍛えていかなければならない、いくら数多く記事を作成しても、経験や知識に裏付けられたものがない時、薄っぺらい表面的な記事になってしまう、という指摘はとても的を得ていると感じました。
そして著者は、常に人と違う視点を持て、根っこを広げるために自分のフィールドから出て人と違うこと、みんながやらないことに敢えて取り組め、毎日を平凡に過ごしてはいけない、と訴えます。その一つ一つの説明が、非常に説得力があると感じられました。
最後に奥様が書いた特別ブログがあるのですが、これを読むと、著者がブロガーとして成長することが出来たのは、この奥様がいたからこそ、というよりも、この本自体が、実は奥様の考え方を、著者が書き表したものだいう事が分かり、ビックリさせられます。
いずれにしてもブロガーを目指している人が、読むべき書籍の一つだと思います。